阿,部,智,里先生の八咫烏シリーズ小説の非公式まとめwikiです。このwikiはファンの運営するものであり小説作者様並びには発行元の公式団体とは一切関係ありません。

描写されているシーン別のキャラの衣装を書き出しました。

【お役立ち参考サイト】
日本の伝統色の組み合わせ、襲色目(かさねいろめ)の色コードまとめ
和色大辞典
有職の「かさね色目」
襲色目・かさねいろめ(女房装束)
風俗博物館〜よみがえる源氏物語の世界〜


『烏に単は似合わない』より

奈月彦とあせびの出会いのシーン(奈月彦5、6歳の頃)
【あせび】
金の髪飾り、桜模様を散らした薄紅色の長い袂。
薄紅(うすべに):薄い紅色。薄いくれない色。淡紅。カラーコード#f0908d。和色大辞典
※薄紅(うすくれない):薄い紅色。やわらかい赤。平安時代。紅花で染めた紅のうすい色で黄みがかったやわらかい赤。淡紅ともいう。カラーコード#E87E81。和色大辞典

登殿時(東家本邸から桜花宮への移動時)
【あせび】
丁寧に結い上げた髪に宝冠(ほうかん)と金釵(きんさい)を差し込み、桃色の領巾(ひれ)を両腕にからめる。紅の薄様(くれなゐのうすやう)の襲(かさね)。
宝冠(ほうかん):宝石で飾った冠。
※金釵(きんさい):金でつくったかんざし。
領巾(ひれ):古代に女子が首にかけ,左右に垂らして用いた一条の布。褶,比礼,肩巾とも記す。5尺から2尺5寸の羅や紗などを,一幅または二幅に合わせてつくった。
襲(かさね):襲の色目(かさねのいろめ)。平安時代以降、公家社会に行われた衣服の表地と裏地、また衣服を重ねて着たときの色の取り合わせの種目。
単(ひとえ):平安装束で着用する裏地のない着物。院政末期に肌小袖が発明され中着となったが、作中では襲(かさね)に用いる際の肌着。
※紅の薄様(くれなゐのうすやう):襲(かさね)の色目の名。襲の衣の上から下へ紅をしだいに薄くし、下の2枚を白としたもの。祝に着る襲色目。
 一の衣:表地・中紅(裏地・中紅)
 二の衣:表地・淡紅(裏地・淡紅)
 三の衣:表地・上より淡く(裏地・上より淡く)
 四の衣:表地・白(裏地・白)
 五の衣:表地・白(裏地・白)
 単:白


登殿時(籐花殿での初顔合わせ時)
【あせび】
紅の匂(くれなゐのにほひ)の。少し華やかで子供っぽいかと思ったが髪の色がやや薄いから、ちょうどいいと思って決めた。
※紅の匂(くれなゐのにほひ):襲(かさね)の色目の名。襲の衣の上から下へ紅をしだいに濃いものから薄いものとする。冬春の襲色目。
 一の衣:表地・濃紅(裏地・濃紅)
 二の衣:表地・紅(裏地・紅)
 三の衣:表地・紅(裏地・紅)
 四の衣:表地・淡紅(裏地・淡紅)
 五の衣:表地・上より淡く(裏地・紅梅)
 単:中紅梅


【浜木綿】
花菖蒲のような鮮やかな瑠璃紺に、金の流水文様が入った唐衣。大胆な柄を着こなす。
※花菖蒲(はなしょうぶ):アヤメ科アヤメ属の多年草。アヤメ類の総称としてハナショウブをアヤメと呼ぶことも多く、間違いにはあたらない(あやめ園、あやめ祭り、自治体の花名など)。季節の花300
※瑠璃紺(るりこん):瑠璃色がかった紺色の意味で、深い紫味の青色。カラーコード#19448e。和色大辞典
唐衣(からぎぬ):十二単(じゅうにひとえ)の一番上に着る丈(たけ)の短い衣。綾(あや)や錦(にしき)で仕立てる。

【真赭の薄】
金糸銀糸をふんだんに使った逸品。金糸と蝶と花の縫い飾りがなされた唐衣。蘇芳を薄様に重ね着。宝冠の飾りはさらさらと音を立てる。
蘇芳(すおう):黒味を帯びた赤色。蘇方色、蘇枋色とも書く。カラーコード#9e3d3f。和色大辞典
※薄様(うすよう): 襲(かさね)の色目の名。衣を何枚か重ねて着るとき、同色のものを外側から内側へしだいに色を薄くして、下の2枚を白にする重ね方。

【白珠】
白を基調にした装束。

【藤波】
あどけない顔に似合わない濃紫(こむらさき)の汗衫(かざみ)を着ており、やわらかそうな髪を赤い紐で花結びにくくっている。
汗衫(かざみ):平安時代の貴族階級の女児用の薄手の上着。 元来は汗取りとして着用されたものであったが、軽便な上着として子供服に採用されて高級化し、貴族女児の正装となった。風俗博物館
濃紫(こむらさき):濃い紫色。赤みが少なく、ほとんど黒または紺に見える紫色。カラーコード#3e214c。Color-Sample.com

【真赭があせびに贈った衣】
蘇芳の絹。絡新婦(じょろうぐも)の系で縫い取りのされた銀の刺繍が文句なしに美しい芸術品。桜模様。※蘇芳色は西領にて千年の齢を経た古椿の精にのみ、染め上げることの許された貴重な色。

登殿翌日
【あせび】
薄めの化粧。

【真赭の薄】
幾重にも重ねた薄蘇芳をゆったりと着こなす。

【藤浪】
紫の細長。
※細長(ほそなが):平安時代の貴族の女性の衣服の一つ。「袿(うちき)」に似るが大領(おおくび)(=衽(おくみ))がなく、細長い形をしており、小袿(こうちき)の上に着てふだん着とする。風俗博物館
※袿(うちき):うちぎとも読む。平安中期以後の貴族女性や女官の正装の一つで、表衣(うわぎ)の下に重ねて着た角形広袖の衣服。内衣(うちぎ)、衣(きぬ)、御衣(おんぞ)、重ね袿、ときには衵(あこめ)とも呼ばれ、その上に唐衣と裳を着けて正装とした。
※大領(おおくび):袍(ほう)・直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)などの前襟。おくび。
※小袿(こうちき):平安時代以降,貴族の女性が唐衣に代えて裳(も)とともに着用した広袖の上着。袿より裾短かにし、近世には中陪(なかべ)をつけた。日常着。また、準礼装ともした。風俗博物館
裳(も):平安時代以後の女房の装束で、表着(うわぎ)や袿(うちき)の上に、腰部から下の後方だけにまとった服。
※中陪(なかべ):小袿の袖口・襟・裾などで、表地と裏地の間に細く挟んだ別色の布。

【早桃】
若苗色の衣。
※若苗色(わかなえいろ):田植えの時期の若い苗のような新鮮な黄緑色。カラーコード#c7dc68。和色大辞典

端午
【あせび】
若楓(わかかへで)の襲(かさね)宝冠の代わりに淡紅色(たんこうしょく)の芍薬(しゃくやく)を耳元に飾る。芍薬の花と同じ色の上着。
※淡紅色(たんこうしょく):うすい紅色のこと。桃色。ピンク色。カラーコード#FADCE9。和色大辞典
※芍薬(しゃくやく):ボタン科の多年草。高さ約60cm。葉は複葉。初夏、大形の紅・白色などのボタンに似た花を開く。季節の花300
※若楓(わかかへで):襲(かさね)の色目の名。表は薄萌葱(もえぎ)、裏は薄紅梅、または表は薄青、裏は薄紅。単は白でもよし。夏ごろの青々した楓の葉を表現。
 一の衣:表地・淡萌黄(裏地・淡萌黄)
 二の衣:表地・淡萌黄(裏地・淡萌黄)
 三の衣:表地・淡萌黄(裏地・淡萌黄)
 四の衣:表地・淡萌黄(裏地・淡萌黄)
 五の衣:表地・淡萌黄(裏地・淡萌黄)
 単:中紅


【浜木綿】
正装を大胆に着崩し、白のに檜皮色(ひわだいろ)の表着、唐衣の代わりに青緑の薄絹を重ねた、なんとも粋な蝉の羽(せみのは)。
※檜皮色(ひわだいろ):染め色の名。黒みがかった蘇芳色。カラーコード#965036。和色大辞典
※蝉の羽(せみのは):襲(かさね)の色目の名。表は檜皮(ひわだ)、裏は青(緑のこと)。

【真赭の薄】
白から淡い黄、瑞々しい木の葉色へと変わる花橘(はなたちばな)。滝の刺繍がされた蘇芳唐衣は唐衣に揃えて滝の流れが続いており、髪には銀と水晶でできた卯の花(うのはな)のかんざしが飾られている。
※卯の花(うのはな):アジサイ科(雪の下(ゆきのした)科)、ウツギ属の落葉低木。空木(うつぎ)の別名、ほか、雪見草(ゆきみぐさ)ともいう。季節の花300
※花橘(はなたちばな):襲(かさね)の色目の名。初夏の襲色目。表は朽葉(くちば)色、裏は青(緑のこと)。
 一の衣:表地・淡朽葉(裏地・中黄)
 二の衣:表地・上より淡い朽葉(裏地・淡黄)
 三の衣:表地・白(裏地・白)
 四の衣:表地・中青(裏地・中青)
 五の衣:表地・淡青(裏地・淡青)
 単:白


【白珠】
黒髪に白い石楠花(しゃくなげ)を挿し、そこから真珠を連ねた髪飾りを垂らしている。薄青(うすあお)の唐衣には白糸(銀)の刺繍がされ、上品かつ涼しげ。
※石楠花(しゃくなげ):ツツジ科ツツジ属、無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称。主に低木だが、高木になるものもある。「石南花」とも書く。季節の花300
※薄青(うすあお):黄味の淡い浅緑色。カラーコード#93b69c。和色大辞典

【藤波】
濃紫汗衫

七夕
【真赭の薄】
襟の中央から袖まで、果ては裾に至るまで放射状に細やかな羽の文様がなめらかに広がっている、羽を広げた赤い烏と金の烏を模したと思われる装束。細かな羽の染め模様と思われたのは一枚の布で作られたものではなく、細かな布切れを一枚一枚縫い合わせて出来たもの。
遠くから見ると燃えるような赤から柔らかい薄紅へを、裾にいくにつれて色を変えていた。しかし近くで見ればそれは小さな布地を吟味して重ねたものだとよく分かる。
一枚布で出来たものよりもよほど豪奢で洗練されていた。まるで夕焼け空をまとったようなそれは赤い翼を広げる赤烏そのものだ。

【真赭の薄が拵えた若宮への着物】
金色の羽をかたどった布でできている。金糸と銀糸の割合が違う布の集合体はなんとも言えぬ金銀のさざ波を立てていた。

白珠へお渡りのあった日(新年の衣装)
【白珠】
光沢のある雪の庭を連想させる白の地に、薄紫から濃い青へと、少しずつ色合いを変えた松葉を散らす唐衣。腕に薄い藍染の領巾をからめ、頬には白粉、唇には真っ赤な紅。

花の宴
【あせび】
灰桜(はいざくら)の表着、唐衣は桜の刺繍でいっぱい。控えめになされた金の刺繍。
※灰桜(はいざくら):やや灰色がかった明るい桜色。カラーコード#e8d3d1。和色大辞典

【真赭の薄】
摺り模様(すりもよう)の入った爽やかな露草色(つゆくさいろ)の
※摺り模様(すりもよう):布帛(ふはく)に模様を彫った型を用いて染料をすりこんだり、草木の花や葉を直接こすりつけたりして、染め出した模様。
※布帛(ふはく):綿・麻布と絹布。織物。
※露草色(つゆくさいろ):露草で染めた青色。カラーコード#38a1db。和色大辞典

【白珠】
鮮やか過ぎるほどの緋色(ひいろ)のに、重厚な銀糸が輝く波模様の唐衣を着込んでいる。豪奢な着物。
※緋色(ひいろ):やや黄色みのある鮮やかな赤。カラーコード#d3381c。和色大辞典

【撫子】
桜色よりも少し濃い、今様色(いまよういろ)の唐衣を基調とした装束。春の野原を模した金の刺繍は華やかであると同時に繊細な雰囲気も醸し出している。
※今様色(いまよういろ):平安時代に流行した鮮やかな紫味の紅色。カラーコード#d0576b。和色大辞典

『黄金の烏』より

雪哉が金烏を知った夜
【浜木綿】
群青色(ぐんじょういろ)の薄いの上に、深い青の流水文様の入った裏地の赤い羽織をまとう。どこか幻想的で現実味がない。
※群青色(ぐんじょういろ):紫みがかった深い青色。カラーコード#4c6cb3。和色大辞典





このページへのコメント

・花の宴【真赭の薄】の項目、露草色(つゆくさいろ)の【和色大辞典】へのリンクアドレス間違いを修正しました。

Posted by サクマ 2016年09月25日(日) 20:15:35

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